いつも前向きでパワフルでい続けるということは無理です。
日によって気持ちが沈んで、会社に行きたくない、働きたくないという心理状態に陥るのは誰にだって経験することです。
ですが、このような気持ちが沈んだときに正しい対応をしないと、心に更にストレスがかかります。
やり方をしくじってしまうと、ひどい時には更にうつ状態になる場合もありえます。
うつ病にならないためにも、早い段階で自分自身のメンタルの状態に気がついてケアをすることが大切。
うつ病は10人に1人、珍しい病ではない
まず最初にうつ病は心が弱い人がかかる軟弱な病気というイメージをなくしてください。
日本では10人に1人がうつ病を発症すると言われています。しかし未だにうつ病は「なまけものがなる病だ」と考え、本来はうつ病として病院で治療すべき人が病院にかからないというケースが多いようです。
そのため実際は10人に1人どころではなく、それ以上の方が人生のうちでうつ状態を経験しているはずです。
- 気力がわかない
- 眠れない
- 何を食べても美味しくない
このようなサインが出た時に、自分の心の声に気がついていくことで、早期予防に努めましょう。
心が疲れるようなタイミングは、移動や昇進のようなビジネス上での時期や、転居や結婚、出産のようなライフイベントの変化による場合もあります。
また生真面目で几帳面な性格な人ほど思いつめやすいなどの性格に起因することもあります。
うつ病は誰しもなり得る心の風邪です。
ビジネスパーソンとして、長くバリバリ活躍していた人でも、日常の変化によるストレスでうつを発症する可能性もあることを知りましょう。
ビジネスパーソンとして知っておきたいうつ病の判定
基本的に気分の浮き沈みというのは誰しも経験します。特に女性の場合はホルモンバランスに影響して月のうち数回はうつに似た症状が出る方もいます。
それでは、うつ病の判断はどのタイミングでして、どのタイミングで病院に相談すればよいのでしょうか?
実は判断目安となるものがあります。
- 気分が1日中しずむ
- 趣味に興味が持てなくなる
- 食欲が出ない
- 食欲が湧きすぎて暴飲暴食が続く
- 夜寝れなくなった
- 寝すぎて朝が起きれなくなった
- 疲れやすい
- 自分に価値がないと感じる
- 死にたくないのに死にたいと感じる
- この世から自分の存在が消えればよいのと感じる
これらの項目が複数当てはまり、その感覚が2週間以上継続して続いている場合はうつ病を疑い医師に相談しましょう。
早期相談することで、医学的アプローチでメンタル不調を解決することができます。
働く上で、ライフイベントが変化した上で、自分の心の不調に気がつきケアをしていきましょう。
長い人生で心身ともに働けるビジネスパーソンになるためには、自分の体と対話する時間た大切なのです。